先週末に無線用PCを古いデスクトップからノートに切り替えたのですが、シリアルポートが一つも
ないんですね。
以前のデスクトップではデジタルモードのインターフェースはPCのオンボードのシリアルポートに
直接つないでいましたが、Hamlog用にUSBからD-sub9に変換するケーブルを使っていました。
もう1本変換ケーブルを購入すればいいや、ということでこれを入手して昨晩接続したのですが、
どうにもRTTYソフトのMMTTYからリグがコントロールできない。インターフェースから出している
ケーブルが断線したかと、古いPCにつなぐときちんと動くのでケーブルには損傷なし。また
変換ケーブルがおかしいのかと調べてみるけれど、正常動作しているようす。
COM Portの番号指定がおかしいのか?とデバイスマネージャで調べるも間違いなし。
2時間くらい試行錯誤して、ようやくわかりました。EXTFSK.DLLというのを入手してポートの
指定をEXTFSKというのにすればよかったようです。
RTTYは当然FSK運用なので、RTTYの送信はこれであっさり解決。
あとは受信のための音源です。
特性を気にしなければPCのマイク入力とヘッドフォーンのアウトとでなんとかなってしまうのでしょうが、
さすがに購入したノートのオンボードの音源の特性が悪すぎて使いものにならない。
Spectranで入力信号みましたがとてもEMEなどには使えない!大きく波打っていました。
また、おそらくオーディオを聞く目的で何かノイズリダクション的な機能が働いてしまうのか、
ビートのような信号が入ってくると、その部分をノッチでおとしたみたいに信号をキャンセルして
しまうのです。
ということで、外付けの音源を購入することにしました。
まずはライン・イン、アウトがあるのが必須要件ですが、これがないやつが多いんですね。
無線用だし、BEHRINGERの2000円しないものでいいかな、とも思ったのですが、ネットで調べて
いるうちに、単一トーンを入力したときに、その上の周波数でノイズが発生してしまっている測定結果を
オープンしているページを見てしまい、安物買いの銭失いになるのもイヤなので、他を探しました。
ピンキリではあるのですが、オーディオ鑑賞目的でもないのに、1万円も出したくない。
最初は、USB Sound Blaster Digital Music Premium HDあたりにしようかと思ったのですが、
よくよく評判を見ているとプチプチといったノイズが入ったとか、あまりよくない批評をいくつかみつけ、
批評を書いている方の中に、「以前使っていたものに戻したらノイズが消えた」というような記載がありました。
元に戻したというのは、それよりも価格の安いSound Blaster X-Fi Surround 5.1 Proだったので
それを入手することにしました。
これですら、無線のデジタルモード用には余計な機能がたくさんあって殆どの機能はOFFして使うことに
なるのですが、まあ仕方ない。ベースの性能は無線には十分すぎ。
早速入手してPCにつなぐと、CDなどからドライバーをインストールしなくても、USBで接続するとすぐに
ドライバーを認識して使用できる。ただ、確かに、普通のオーディオを聞く分には動作しているのですが、
こちらとしては、ソフトの音量レベルのセッティングのために、Windows7のオーディオ調整のところから
細かくレベル調整をしたいのですが、なぜかデバイスとして表示されない。
これまた小1時間悩みましたが、結局おまけCDのドライバーやソフトを一式インストールしてあげたら
きちんと表示されるようになりました。無精はダメですねぇ。
とりあえずRTTY、SSTV,JT65(JT65HF)、PSK31など一通り動作確認でき、QRV可能となりました。
ちなみに、上記音源ですが、とりあえずは満足いく性能です。
前のデスクトップのPCにつけていたPCIのサウンドボードと比較すると、ひいき目なのかもしれませんが、
スペクトランやJT65の表示などが、クリアーに見えている気がします。
QSOできるできないの差を生むかは謎ですが、周波数特性も平坦でしたし、購入して良かったと
思っています。いままでUSBの音源なんてサウンドチップで変換した後に、もう一度PCにデータを
送るという変換プロセスが入るので、特性多くなるんじゃないの?と思っていたのですが、そんなことは
なかったようです(あるのかもしれませんが、わかりません・・・)。認識を新たにしました。
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