無線

2017年5月14日 (日)

フィルターのロス

先日、無線機のラックの下から発掘したオイル缶のダミーロードのテストがてら、手持ちのフィルターのロスを測ってみました(いずれも6mで測定)。

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※本日使用のダミー。オイルが吹くかもしれないので、レジ袋の中に入れてます。


まずは、フィルターなしでの出力測定。
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およそ203~204Wぐらいでしょうか?

第一弾はRF InquiryのCMF(CF5KV)だけ挿入。
CMF接続にともないM-Mの中継コネクターを入れているので
本来の損失+αになると思いますが、ほぼ誤差なので・・
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微妙に200Wを下回って、198Wぐらい?
198W / 204W = 0.97  ということで、-0.13db
カタログ表示で損失0.4db以下との表示なので、しっかりおさまっています。

さらに、LPFを追加。これもRF InquiryのLP6M3Kというフィルター。
リグ=LPF=CMF=パワー計の順ですが、CMFへの接続は中継コネクター1つを
使っています。
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192Wぐらいでしょうか?
192W / 198W = 0.969  ということなので、こちらも-0.13db
カタログ表示は損失0.2db以下とあるので、これも規格内におさまっているようです。
ちなみに、ずいぶん前に測定したときは、CMFのロスは0.1dbくらい、LPFは0.2db程度
でした。パワー計もいい加減なので、おおまかにしかわかりませんが、トータルで0.3dbぐ損失があるとすると、1kW出力時は70W弱フィルターでロスってパワー計を通過するのが930Wぐらいということになります。

しかし、この後、アンテナに届くまでを考えてみると、まずはスタックの分岐まで12DSFAを40m弱、その先スタックケーブルを10C2Vで作っているので、おそらくケーブルのロスが0.7dbぐらいでしょうか。

フィルターやケーブルで、トータル1db程度のロスがある勘定なので、アンテナの給電部にとどくまでに2割ぐらいは熱になって、790Wぐらいしか届かないんですね。。。

1kWが200Wもロスするというと大きく感じるかもしれませんが、わずか1dbの差ですので、受け手は差を認識できないでしょう。

逆に200Wロスしていても、大差ないとわかれば、ほんのわずかの出力UPを目指して、直線性を失った領域までリニアをドライブしても労多くして益なしで、むしろ害ばかりが大きくなるということですね。 

2017年2月27日 (月)

QSL発送

アクティブな方なら1月分にも満たない量かもしれませんが、1年半近くためてしまったカードをさきほど発送してきました。ただ、100通以上の未発送のSASEがあるので、完全解消にはまだまだ時間がかかりそうです。。。

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2017年2月12日 (日)

ノイズがすごい

この週末はノイズレベルが高く、弱い信号が全くとれません。

さきほども3エリアの局からJT65で-3dbというレポートをいただきながら、
こちらは-16db(下がると-26dbくらいまで)という状態。

深夜になると多少よくなるものの、深夜でもメータ読みでノイズがS3つ
ぐらい振ってしまって・・・ 冬場はノイズ高めですが、それにしてもひどい。

つんぼになっていたら、こうした事情なのでご容赦を!

下がノイズにまみれている写真(Sメータで7つも振っている。静かな日はメーターは殆ど振れません)

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2012年9月16日 (日)

2012/9/16 無線を再開して丸1年

今年は暑いなぁなどと思いながら、昨年の今ごろタワーをメンテして無線再開したのを思い出し、ログをみたら、ちょうど丸1年でした(昨年9/17再開)。

6mのコンディションが今一ということもあって最近はHFのアクティビティが高くなっています。今年の春にDDXCCなどというものの存在に気づいたことや、なんとかこのサイクル中にHFにけじめをつけて次は6m専業に戻りたいということもHFのアクティビティを押し上げています。

再開時はちょうど310だったDXCCも意識的にQRVするようになったおかげか、1年で11E増えました(この先がなかなか厳しそうですが)。

この1年通してみると、ALLバンドのDXCCは208WKDなので、超短縮の3エレしかない貧弱なHFの設備を考えるとまずまず上出来なのですが、力を入れているつもりの6mが40Eに達せず39Eだけ! EUと殆どQSOできていないというのも大きいのですが、11年前の1年間は6mで74EとQSOできています。QSO数でも11年前は6mのDXで272局でしたが、ちょうど110局減の162局と約6割しかできていません。コンディションの悪さが目につきます。

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2012年8月25日 (土)

2012/8/25 ハムフェア

久しぶりにハムフェアにいってみました。

主たる目的はDXCCのエンドースメントのためで、到着してすぐに受付に。
早めに到着したつもりでしたが、チェックは午後1時半からということで、とりあえず買い物を先にすませ(といっても法令集を買っただけですが)、あとはJARLの継続会費をおさめて、11時にコンテスターの知り合いと合流。
写真撮影をしてファミリーレストランへ。懐かしい面々と昼食。

午後はフィールドチェックのためだけに会場に再入場しましたが、用事があったために早々に帰宅しました。
遠目にケンウッドの新しいリグをみただけで会場は殆ど何もみず、クラブブースのところには足を踏み入れる時間がありませんでした。

来年は、少しゆっくりいられるとよいのですが。

2012年7月23日 (月)

7月22日 1エリアAMロールコール

昨晩のAMロールコールは千葉の鹿野山からのQRVだったそうで(私は最初知らずに鎌ヶ谷市にアンテナを向けていました)、非常に強力に聞こえていました。目で実際に見えるという実感はないのですが、横浜あたりからは見通しです。2エレでQRVされていたようですが、アンテナをきちんと向けるとカツンとメーターを振り切って身動きしませんでした。お隣の港北区からキー局をされているJP1EVDさんよりも強かったのにはびっくりです。



2012年6月28日 (木)

PCの時計合わせ

Windows7では、「日付と時間」のところから、インターネット時刻合わせという機能があると思いますが、
まずはデフォルトでは調整の時間が長すぎるので、レジストリーをいじって間隔を短くしてみました。
自動で調整はとってくれるはずなのですが、手動で同期をとってみて、そのあとに電波時計と見比べると
まだ1秒以上の誤差がある。JT65あたりでも許容範囲だとは思いますが、どうにもずれが気になる。
(何か方法があるのかもしれませんが・・・)

そこで以前から使っていた桜時計というのを使ってみました。起動させると起動はするのですが、
時計を変更できないというようなメッセージが。

しばらく悩んでようやくわかりました。右クリックして、管理者権限で実行するとちゃんと動作しました。

2012年6月27日 (水)

デジタルモード

先週末に無線用PCを古いデスクトップからノートに切り替えたのですが、シリアルポートが一つも
ないんですね。
以前のデスクトップではデジタルモードのインターフェースはPCのオンボードのシリアルポートに
直接つないでいましたが、Hamlog用にUSBからD-sub9に変換するケーブルを使っていました。
もう1本変換ケーブルを購入すればいいや、ということでこれを入手して昨晩接続したのですが、
どうにもRTTYソフトのMMTTYからリグがコントロールできない。インターフェースから出している
ケーブルが断線したかと、古いPCにつなぐときちんと動くのでケーブルには損傷なし。また
変換ケーブルがおかしいのかと調べてみるけれど、正常動作しているようす。
COM Portの番号指定がおかしいのか?とデバイスマネージャで調べるも間違いなし。
2時間くらい試行錯誤して、ようやくわかりました。EXTFSK.DLLというのを入手してポートの
指定をEXTFSKというのにすればよかったようです。
RTTYは当然FSK運用なので、RTTYの送信はこれであっさり解決。

あとは受信のための音源です。
特性を気にしなければPCのマイク入力とヘッドフォーンのアウトとでなんとかなってしまうのでしょうが、
さすがに購入したノートのオンボードの音源の特性が悪すぎて使いものにならない。
Spectranで入力信号みましたがとてもEMEなどには使えない!大きく波打っていました。
また、おそらくオーディオを聞く目的で何かノイズリダクション的な機能が働いてしまうのか、
ビートのような信号が入ってくると、その部分をノッチでおとしたみたいに信号をキャンセルして
しまうのです。

ということで、外付けの音源を購入することにしました。
まずはライン・イン、アウトがあるのが必須要件ですが、これがないやつが多いんですね。
無線用だし、BEHRINGERの2000円しないものでいいかな、とも思ったのですが、ネットで調べて
いるうちに、単一トーンを入力したときに、その上の周波数でノイズが発生してしまっている測定結果を
オープンしているページを見てしまい、安物買いの銭失いになるのもイヤなので、他を探しました。

ピンキリではあるのですが、オーディオ鑑賞目的でもないのに、1万円も出したくない。
最初は、USB Sound Blaster Digital Music Premium HDあたりにしようかと思ったのですが、
よくよく評判を見ているとプチプチといったノイズが入ったとか、あまりよくない批評をいくつかみつけ、
批評を書いている方の中に、「以前使っていたものに戻したらノイズが消えた」というような記載がありました。
元に戻したというのは、それよりも価格の安いSound Blaster X-Fi Surround 5.1 Proだったので
それを入手することにしました。

これですら、無線のデジタルモード用には余計な機能がたくさんあって殆どの機能はOFFして使うことに
なるのですが、まあ仕方ない。ベースの性能は無線には十分すぎ。
早速入手してPCにつなぐと、CDなどからドライバーをインストールしなくても、USBで接続するとすぐに
ドライバーを認識して使用できる。ただ、確かに、普通のオーディオを聞く分には動作しているのですが、
こちらとしては、ソフトの音量レベルのセッティングのために、Windows7のオーディオ調整のところから
細かくレベル調整をしたいのですが、なぜかデバイスとして表示されない。
これまた小1時間悩みましたが、結局おまけCDのドライバーやソフトを一式インストールしてあげたら
きちんと表示されるようになりました。無精はダメですねぇ。

とりあえずRTTY、SSTV,JT65(JT65HF)、PSK31など一通り動作確認でき、QRV可能となりました。

ちなみに、上記音源ですが、とりあえずは満足いく性能です。
前のデスクトップのPCにつけていたPCIのサウンドボードと比較すると、ひいき目なのかもしれませんが、
スペクトランやJT65の表示などが、クリアーに見えている気がします。

QSOできるできないの差を生むかは謎ですが、周波数特性も平坦でしたし、購入して良かったと
思っています。いままでUSBの音源なんてサウンドチップで変換した後に、もう一度PCにデータを
送るという変換プロセスが入るので、特性多くなるんじゃないの?と思っていたのですが、そんなことは
なかったようです(あるのかもしれませんが、わかりません・・・)。認識を新たにしました。